見えたぞ!9秒台の扉とそれを開ける鍵が!

数年前から山縣選手の走りこそが9秒台の扉を開けると信じてきた者として、本日行われた布施スプリントで向かい風の中で10秒06で走ったことには素直に喜びを感じます。

 

今までの日本人スプリンターは、力的には9秒台で走れてもおかしくない選手は何人もいました。

彼らの走りについては、様々な研究がされていると思います。

しかし、シンプルに言うと、加速力を生む為に大きな動きをし過ぎているように思えていました。

歴代トップ10の選手の走りを見比べてみると、いかに山縣選手の走りが無駄のない走りなのかが分かります。

山縣選手は、ここから3~4年かけて、3段階で記録を短縮していく可能性があります。

 

第一段階は、今年。9秒95~98。

第二段階は、2018年。9秒92~94。※膝下の動きと地面を捉える接地時の動きが鍵!

第三段階は、2020年。9秒87~91。※臀部の強化が鍵!

 

日本人で初めて世界陸上男子200mでメダルを獲得した末續選手のように、メダルを獲得する可能性もあります。

心配なのは、腰痛、股関節痛、下肢の故障です。

 

各ステージに合ったカラダ作りを繰り返しながら、日本短距離界の歴史を塗り替えて欲しいと思います。