レジェンド達が残したもの

陸上競技のオリンピック選考会である日本選手権が行われています。

室伏選手が予選落ち、男子400mハードルで11連覇中の金丸選手も予選落ち。

その分野のレジェンドと言われた選手2名の予選落ちは、陸上ファンを驚かせました。

 

いつの時代も世代交代はあります。

室伏選手は、ほぼ引退したような状態でしたが、熊本の地震を受けて急遽、出場を決意しました。それは、「もう一度勝ってやる!」とか「オリンピックへ行ってやる!」という気持ちからではなく、自分が頑張る姿を見て、生きる力に変えて欲しいという理由からでした。

 

金丸選手は、今シーズン400mハードルのレースは走っていませんでした。それなりの理由があったはずです。万全な体調ではなかったのは言うまでもありません。でも、出場し今季初レースを走り切りました。

 

二人とも戦いの場へ出て来て、堂々と戦いました。

下の世代が育ってくるのを見届けるかのように静かにレースを終えました。

長年に渡り、第一線で引っ張ってきた二人には、ひとつの区切りとなるレースとなったかもしれません。

 

我々に夢を見させてくれて、多くの感動と喜びを与えてくれたことに感謝したいと思います。

 

女子100mでも中学生の頃から活躍してきた土井杏南選手も予選落ちでした。

土井杏南選手は、大学生になって、明らかにキレが無くなっています。

単純にふくよかな体型が動きを鈍くしているのは、素人の目でも分かるほどです。

福島選手のようなカラダを手に入れる努力が出来たら、第一線で活躍してくれるでしょう。

 

女子400mの青木りん選手のように勢いを感じる選手の台頭を期待して、大会2日目を応援したいと思います。